『青天』:がむしゃらになりたい大人におすすめの理由

 
こんにちは。339PLANNING広報担当ライター・りこです。
「あの頃は全力だったのに、うまく言葉にできていなかったな」——そんな経験はありませんか。
Podcast「こんちゃんの本棚からひとつかみ」第18回では、若林正恭さんの初小説『青天』が紹介されています。
この記事では、本の概要と特徴、どんな場面でこの本が役立つかをまとめます。
 

『青天』とはどんな本?

『青天』は、オードリーの若林正恭さんが2026年2月に刊行した初の小説です。もともとnoteで連載されていた作品を再編集し、書籍化されました。万年二回戦止まりの弱小アメフト部に所属する主人公が、最後の大会で強豪校に敗れ、勉強にも身が入らず不良にもなりきれない、中ぶらりんな日常を過ごす姿を描いた青春小説です。青春特有の苦味や鬱屈、スポーツの痛みを伴うスピード感が、リアルな筆致で描写されています。
 

こんな人におすすめ

  • 高校時代の熱量や湿度を思い出したい人
  • 頑張りたい気持ちと格好悪さの間で揺れた経験がある人
  • 若林正恭さんのエッセイ以外の作品を読んでみたい人
 

青春特有の湿度と鬱屈のリアルな描写

この本の特徴は、高校生が抱える独特の湿度や鬱屈を、温度感そのままに描いている点です。何かに燃やしたい思いはあるのに、どこにぶつけていいかわからず、外に出すのも格好悪い気がしてしまう。そうした部活をしていた・していないに関わらず誰もが感じたことのある感覚が、アメフトという体の接触が多いスポーツの激しさと、戦略的で冷静な一面を通して丁寧に描かれています。
 

熱中することと、格好悪さの間にあるもの

物事に打ち込んでいる時ほど、自分では「熱中している」と気づきにくいものです。傍から見れば頑張っているのに、本人はどこか泥臭く、格好悪く見えているかもしれないと感じてしまう。そのすれ違いは大人になってから初めてわかることも多く、『青天』はその過程を、かっこつけたい気持ちとかっこつけてると思われたくない気持ちの往復として描いています。仕事や趣味に打ち込む今の自分にも重なる視点です。
 

まとめ:がむしゃらになることを、思い出すための一冊

  • 大会に負けたあとの中ぶらりんな日常を、リアルな湿度で描いた青春小説
  • かっこつけたい気持ちと、思われたくない気持ちの葛藤を丁寧に描写
  • もがいた経験が、後から自分のものになっていく過程を追体験できる
 
最近がむしゃらになっていないかもしれない、と感じている人にとって、少し背中を押してくれる一冊になりそうです。
このエピソードでは、この本との出会いや読んで感じたことを詳しく話しています。
 
 
▼ 339PLANNING公式サイト
▼ Hinoba(読書のためのライフスタイルブランド)