はじめて国会図書館の納本にチャレンジしてみた

こんにちは!
339PLANNINGスタッフのたかまるです。
今回は出版知識ほぼゼロの私が、国立国会図書館へ納本した時のレポートをお届けしたいと思います!
まさか私が国会図書館に納本に行くなんて
本は好きです。図書館も大好きです。
昔も今も落ち着く待ち合わせは本のある場所でした。
雑誌、図鑑、積み上がった表紙や背表紙をみているだけでも退屈しません。
でもこんなにも大規模で、ましてや国の機関に納本する日が来るなんてまさかまさか思ってもみませんでした!
前日には、こんちゃんが以前に書いた納本の記事を読んで予習をしておきました。
2月上旬のパラパラと小雨が降る平日。
かなり寒かったこともあり、ラフに着込んでいた自分は永田町周辺の雰囲気に少し場違いかも?と不安になりました。
しかし、歩いている人たちを見るとそうでもなかったのでホッとしました。
永田町駅の2番出口を上ると右手に国会議事堂が見えてきます。
「小学校の頃の社会科見学以来だな……。」
ほどなく歩いていくと、国立国会図書館と書かれた厳かな感じの門が見えてきます。
数ヶ月前から一緒にお仕事をしている339PLANNING代表のこんちゃんに同行してもらってはいるものの、やはりちょっと緊張してきました。
まずは利用者登録をしよう
国会図書館は本館と新館に分かれていて利用するためには利用者登録が必要です。
利用者登録をするため、まずは新館へ向かいます。
時間は午後2時過ぎ。たくさんの人が利用者登録のために受付に並んでいました。
「平日なのに、けっこう人気があるんだな……。」
ここで気づいたことは、私のように納本をするというよりは利用者の人が多いのかも、となんとなく考えていました。
年齢層は20〜40代くらい。お仕事かな?もしや論文などを書く学生さん?
そんな妄想が広げつつ、所定の用紙に必要事項を書き、身分証明書とともに受付へ。
10分ほど待つと利用者登録カードが発行されます。案内資料と初期パスワード票を受け取り、待合スペースで案内に沿ってメールアドレスなどを登録しました。
国会図書館内では、本を閲覧する、複写する際など様々な場面で利用者登録カードとパスワードの入力が必要になります。
このタイミングで登録時にもらった初期パスワードを、スマホからわかりやすいパスワードに変更しておくことをオススメします。
ゲートを通過し館内へ
国会図書館内では、カメラや録音機器などの持ち込みができません。
そのため、入館ゲートの横にコインロッカーと館内持ち込み用の透明なバックが用意されいます。持ち込めない荷物や上着をコインロッカーに預けることができます。
私はペンやノート、貴重品などを備え付けの透明なバックに入れていざ出陣!
電車の改札のようなゲートに登録利用者証をかざして入館します。
中に入ると、たくさんのモニターとそれに向かう人々。
大きな吹き抜けから下をのぞくと、丸いテーブル席があり、そこでもいろいろな資料を広げ、読んだり書いたりしている人たちがたくさんいました。
おおおおおっ、これが国立国会図書館なんだ!
日本最大の図書館だもんね。
テンションが爆上がりした瞬間でした。
いよいよ納本手続きへ
とはいえまずは納本を完了させねば。
キョロキョロしながら本館への連絡通路を抜けると受付が見えてきました。
アルファベットのiマークがついたインフォメーションカウンターへ向かいます。
「あの、納本の手続きをしたいのですが」
「少々お待ちください」
「はい、ではこちらへどうぞ」
と担当の方がカウンターから出てきて先導してくださいました。
「わ、いよいよだ〜」という気持ちで、職員さんの後ろをついていきます。
「階段を下りますが、少し暗いので気をつけてください」
とても親切に案内していただき、ちょっと緊張がほぐれました。
少し薄暗い階段を下りていくと、納本カウンターに到着です。
案内をしてくれた方にお礼を言い、納本カウンターへ向かいました。
「あ、あの、納本をお願いします」
まるでテレビ番組「はじめてのおつかい」の子どものように伝えました。
「無償納本ということでよろしいでしょうか」
「はい、2冊お願いします」
今回、納本した2冊のカジュアルな深掘りーただ語る+は東京本館と、もう1冊は関西館に所蔵されるとのことでした。
担当の方が出版物納品書を持ってきてくれ、
本のタイトル
名前(団体名)
住所
連絡先
を記入して、本と一緒に提出します。
「ありがとう、こちらで完了です」
納本受領書(複写部分)を受け取って初めての納本が終わりました、

所要時間はおよそ5分ほどでしたが、緊張のせいかその何倍も長く感じられました。
今回は直接カウンターで納本しましたが、郵送でも納本は可能です。
今回、実際に国会図書館に行き、書類を書き、受付の方と言葉を交わして本を納める経験は、著者の方の作品を国の資料として届けるというなかなかに貴重な経験でした。
これで文字通り「はじめての納本」が無事に終わりました。
納本後は館内を散策し、カフェや売店などもありました。
今回は時間がなく、ゆっくり回れなかったので、次回はもっとゆっくり館内を見て回ろうと思いました。
いかがでしたでしょうか?
今回納めた本は2ヶ月ほどで閲覧できるようになります。改めてその頃、またここ国会図書館へ来てみたいと思います。
今回のドキドキ感を思い出しながら、実際に手元で見られる日を楽しみに待とうと思います。