Kindle出版初心者向け!電子書籍出版のための基礎知識

 
 
こんにちは。339PLANNINGのこんちゃんです。
 
339出版こぼれ話ではKindle出版のはじめ方や、実際にやってみてわかったこと、困ったこと、解決する方法などをお伝えしていきます。

初心者がつまずきやすいポイント:専門用語の多さ

さて、KDPヘルプページを読みながら出版をはじめよう!と思いましたが、実は最初に一度大きな挫折がありました。
それは専門用語の多さです。 判型、裁ち落とし、マージン…… 聞いたことない言葉の連続で調べながら読んで、また調べて……という毎日。
みなさんにはこんな経験をして欲しくないので、KDPを使った出版の際に出てくる専門用語を実際の本の画像と一緒にご紹介します。

Kindle出版に必要な専門用語一覧

判型

本の大きさのこと。紙のサイズのA4、B5のように紙のサイズをベースにしたものから、四六判、新書判など本独自の規格もあります。

表表紙

本の開きはじめタイトルが書いた外側の部分。一般的に表紙というときは表表紙を指す。

見返し

表表紙の裏面。本扉の反対側。

裏表紙

本の開き終わりの外側の部分。表表紙の反対側。

背表紙

表表紙と背表紙をつなぐ部分。本棚に縦に入れる時に見える部分。

扉(本扉、中扉)

本の最初や、章が変わる場面に入るページのこと 本扉→表紙を開いて一番最初に表れる印刷されたページのこと。 中扉→章の変わり目に入るページのこと

裁ち落とし

デザインを紙の全面に印刷する時に裁断で生じるズレを想定して設定する余白のことです。印刷時の裁断する行為自体を指して使われる場合があるので、言葉が紛らわしいのですが、KDPでは紙全面に印刷する際に設定する余白と覚えておいていただけるといいと思います。 印刷工場で本や紙へ印刷する際には1枚ずつ印刷するのではなく、大きな紙に同じデザインを複数印刷して、それらを切って印刷物を作成します。そのため、紙の縁まで全面に印刷したい時にはその裁断の際のズレを想定してデザインを印刷後のサイズ(仕上がりサイズ)より3mm程度大きめに入稿データを作成する必要があります。 KDPにデータを入稿する場合も、裁ち落とし設定を希望するときは裁ち落としサイズ表紙や本文の入稿設定の際に裁ち落としの設定項目があり、紙の縁まで全面に印刷したいときはこの裁ち落としの設定にチェックを入れる必要があります。

マージン

紙の淵から、印刷部分までの余白のことです。 裁ち落としとの違いは、仕上がりサイズの内側か外側かという点です。 仕上がりサイズの外側に設定する余白→裁ち落とし 仕上がりサイズの内側から本文の印刷範囲までの余白→マージン マージンは本の上下左右で呼び方が変わります。

本の上部から本文までのマージンのこと

ノド

本を開いた時の内側のマージンのこと

小口

本を開いた時の外側のマージンのこと

本を開いた時の下側のマージンのこと

ノンブル

本のページ番号

章題など本文以外の余白の文字のこと

奥付

主に本の巻末に入れる書名、著者、発行年月日などが記載されたページ。

ISBNコード

国際標準図書番号のこと。図書や資料に割り振られる国際的な規格コード。 KDPの場合、無料で発行が可能。

ASIN

Amazonの商品管理コード。KDPで本を出版すると自動的に発行される。 主に著者ページの管理やAmazon内の販促の際に使われる。
 
 

Kindle出版をスムーズに進めるために

いかがでしたでしょうか?
 
まとめて見ると「たくさんある……」と思うこともあるかと思いますが、まずはKDPのヘルプページを読んでいたり、本を作っていくうちに慣れていくので、なんとなくこんな言葉あったなくらいでOKだと思います。
 
ぜひこの記事を参考に、少しずつご自身のペースでKindle出版はじめてみてください。