読書好きへのプレゼントに迷ったら。出版社がコーヒーを作るまでの話

こんにちは。339PLANNINGのこんちゃん(今野正輝)です。
読書をするとき、なぜかコーヒーが飲みたくなります。 誰に教わったわけでもないのに、本を開くと自然とコーヒーに手が伸びる。
出版社を始めたころから、ずっと気になっていたことがありました。 「読書のお供になるコーヒーを作る出版社って、なんでないんだろう」と。
ずっとモヤモヤと頭の片隅残っていた問いが、4年かけてぼくをコーヒーの世界に引き込み、Hinobaというブランドを生むことになりました。
 
 

コーヒーを淹れる習慣が、4年間続いた

出版社を始めたころから、毎日自宅でコーヒーを淹れるようになりました。
最初はスーパーでコーヒー豆を買って、YouTubeで淹れ方を見ながら真似するところからスタート。 そのうちコーヒー豆専門店の存在を知り、ぼくの中のコーヒーの世界が少しずつ広がっていきました。
飲み比べをしたかったわけじゃなくて、単純に自分の好みを見つけたかっただけ。 最初は淹れ方が安定しないから、味もばらつく。 同じ淹れ方を淡々と繰り返しながら試していくうちに、ちょっとした瞑想みたいな気持ちになって、どんどん夢中になっていきました。
読書とコーヒーの組み合わせは、言葉にすると当たり前のようですが、実際にやってみるとちょっとだけ特別な時間になるんです。 本好きな人へのプレゼントにコーヒーが喜ばれる理由も、きっとそこにあると思っています。
 

焙煎士さんとの出会いが、すべての始まりだった

そんな暮らしを4年続けたある日、居酒屋で一人で飲んでいると、隣の男性と音楽の話で盛り上がりました。 どんな仕事をしているの?と聞かれ、出版社とWebマーケティングのお手伝いをしていますと答えると、「出版社?」とうちの仕事に興味を持ってくれました。
その男性は、焙煎士の方でした。 海外での経験を経てコーヒーにどっぷりはまり、今は飲食店を中心に卸しながら、月に数回仲間と試飲会をしているとのこと。
読書に合うコーヒーを作りたいという話をしたら、おもしろがってくれました。 ここから、ぼくたちのオリジナルドリップバッグコーヒー探しが始まりました。
 

20社以上を飲み比べて、ようやく見つけた一杯

コーヒーが好きな人は豆から挽く。でも読書のお供として気軽に飲むなら、ドリップバッグがいい。
ただ、ドリップバッグは充填の手間や衛生面、法律的な課題もあって、なかなか動き出せずにいました。 その話を焙煎士さんに伝えると「うちではやってないけど、一緒に飲み比べてみようか」と言ってもらえたんです。
さまざまなメーカーからドリップバッグコーヒーのサンプルを取り寄せ、焙煎士さんの知り合いのところからも取り寄せて、最終的に20社ほどのコーヒーを飲み比べました。
濃度、苦み、酸味の強さ、ドリップバッグの落ち具合……。 わざわざペーパーを変えて飲んでみたり、1日にテイスティングする量を調整したり。 カフェインの摂りすぎで寝不足になる日もありました。
2024年10月ごろから始まったこの飲み比べが終わったのは、年が明けた2025年2月のことでした。
 
 

「どんな気持ちになってほしいか」から生まれたブランド

飲み比べをしていたある日の休憩中、焙煎士さんにこんな質問をもらいました。
「こんちゃんは、コーヒーを飲んでくれた人にどんな気持ちになってほしい?」
うーんと考えてから、こう答えました。
「読書しながらコーヒーを飲むって、言葉にすると当たり前なんですけど、ちょっとだけ特別な時間で、少し気持ちがあがるなって思うんですよね。だから、ちょっと気持ちが上がったり、あったかくなってほしいです」
「それなら、そういうブランドを作っても面白いかもね」
普段、自分が仕事でお客さんに提案しているようなことを、逆に自分が提案される側になって、なんだか新鮮な気持ちでした。 そこから「読書を楽しんで、小さな灯りをともすブランド」としてHinobaが生まれました。
 

本好きへのプレゼントとして、コーヒーが選ばれる理由

Hinobaを作りながら気づいたことがあります。
本好きな人へのプレゼントって、意外と選ぶのが難しいんですよね。 本そのものはかぶるリスクがある。読書グッズも、すでに使い慣れたものがある人には余計になることも。
そういう悩みを持つ方にとって、コーヒーはひとつの答えになりうると思っています。 消耗品だからかぶらないし、毎日の読書の時間に自然と溶け込んでいく。
Hinobaのコーヒーも、「本好きな友人へのプレゼントに」という形でお買い上げいただく機会がとても多くて、そのたびにぼく自身もうれしくなります。 読書とコーヒーをセットで贈る、という選択肢が、じわじわと広がってきている気がしています。
 

「自分らしい」より「自分っぽい」コーヒーを探す気持ちで

今の事業を始める前は「自分らしいってなんだろう?」とよく考えていました。 でもここ数年は、"自分らしさ"なんて考えてもわからないと思うようになりました。
それよりも、「今の自分っぽいもの」を探す気持ちで暮らしています。
しっくりくるものに気づくためには、周りの人と話す中で見えてくることが多いです。 今回のコーヒーも、焙煎士さんと話して、デザイナーさんと話して、チームの仲間と相談して。 そうやって少しずつ形になっていきました。
この気持ちが、コーヒーや本、そして自分の仕事を通じて、いろんな人に届いてほしいと思っています。
 

Hinoba ドリップバッグコーヒー

読書の時間に、そっと寄り添う一杯。 1杯ずつ個包装のドリップバッグタイプで、お湯とカップがあればすぐに淹れられます。 読書好きな方へのプレゼントにも使いやすいギフトセットもご用意しています。
 
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